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中国歴史小説と幻想的な恋の話


ねえ。愛してると言ってよ。


ねえ、あなたは私の何処が好きなの?
恥ずかしがらずに言葉にしてよ
あなたのその一言で
世界で一番幸せな女になれるの

寝ても覚めても
考えるのはあなたの事ばかり

ねえ、あなたは私の何処を見てるの?
恥ずかしがらずに言葉にしてよ
あなたのその一言で
世界で一番綺麗な女になれるの

恋する女の心は
あなたの言葉ばかり追いかける。

ねえ、愛してるって言葉にしてね。
それだけで女は満足できるのよ。
あなたのその一言を
私は長い間ずっと待っているの

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本当にご無沙汰しております。10月一杯で書き上げようと思っておりましたが、野心がむらむらと膨らんで500ページの大作に挑んでおります。これで一発夢に挑戦したいとおもっております。来年1月の締め切りまで頑張ります。
# by shou20031 | 2005-11-03 18:48 |


マンハッタンの怪人

マンハッタンの怪人_c0039644_20593774.jpg
「マンハッタンの怪人」 フレデリック フォーサイス

友人に紹介されて読みました。オペラ座の怪人が死なずにニューヨークに逃亡してその後のストーリです。それに作者はハードボイルド小説の第一人者であるフレデリック フォーサイスです。
オペラ座の怪人エリックは自由の国アメリカに渡り大成功を収めて新しい劇場を作りかつてオペラ座の地下で愛したクリスティーヌを開幕公演に呼ぶことで物語は佳境に入ってゆきます。物語は様々な登場人物が語って行く幕間方式で進められてゆくので区切りも良く飽きないで読み終えることができます。
残念ながら「オペラ座の怪人」を読んでいないのです。読んでいたり、映画を見ていればきっと2度美味しいと思います。
正統派の恋愛小説です。スパイ小説を期待される方は裏切られます。
(今回から五点満点の表示です。★★★です~)


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# by shou20031 | 2005-10-07 20:53 |


「まほろばの風」「荒蝦夷」 熊谷達也

「まほろばの疾風」「荒蝦夷」 熊谷達也


東北を書き続けた作者の当然の帰結として大和朝廷に侵略されてゆく東北の蝦夷(えみし)の姿を二冊とも書いたものです。最初に「まほろばの風」を書いてその数年後「荒蝦夷」を書いたようです。
多賀城を蝦夷鎮撫の橋頭堡にした天平年間の話です。坂上田村麻呂が征夷大将軍になる前後の時代設定になっています。陸奥や出羽のそれぞれの蝦夷の部族が大和朝廷に服するほうが自己の権益を拡大できるかできないかで蝦夷同士も対立してしまいます。やがて大和朝廷の東北地方征討の根拠地多賀城を襲うアテルイの反乱がおこります。

「まほろばの疾風」はアテルイを主人公としたもので独立心の旺盛な蝦夷の部族をまとめて大和朝廷と戦う姿を描いています。大巫女モレとの最後の姿にはちょっと胸がジーンと来てしまいました。

「荒蝦夷」はアテルイの父親で大和朝廷から官位までもらっていたアザマロを主要な登場人物としたものです。アザマロが蝦夷をまとめあげるその智謀と策略に胸が躍りますが、最後のシーンがどうしてそうなるのかな~って思ってしまいます。しかし「まほろばの疾風」を書き終えた作者が納得できずに書き直した結末なのですからしかたないか~


この時大和朝廷に服さず蝦夷としての誇りと文化を持ち続けようとした人々のの末裔がマタギでありサンカであるというような仮説を立てているのでしょうか?一連の熊谷小説を読んでいるとそんな感じを受けました。

(5点満点中両方とも★★★☆です)☆は半分

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# by shou20031 | 2005-09-26 22:14 |


「邂逅の森」 熊谷達也

「邂逅の森」 熊谷達也_c0039644_184666.jpg「邂逅の森」 熊谷達也

作者である熊谷達也はこの作品で直木賞を受賞しました。この作品映画化出切るのだろうか興味あるな~正直に言いいますとそんなに期待してなかったのです。「相剋の森」の終わり方納得してなかったですしね。でも頭をガツンとやられました。正直この一作は読んで欲しいな。

ストーリーは明治を末期から昭和初期までの東北のマタギの生活を描いています。マタギの次男の富治は身分をわきまえず地主の一人娘文枝と恋に陥りますが、文枝の父親に反対され鉱夫として村を出ます。しかし地中で穴を掘る生活に耐え切れずまたマタギへの生活へ戻ろうとしますが、様々な試練に立ち向かい、イクと言う女性と夫婦となりやがてマタギの頭領(スカリ)となってゆきます。文章の端々に出てくる東北地方の農村の貧しさと山の恵の対比が面白いですね。田畑を持たないマタギが一冬の獲物で一年を過ごす金を得るのです。それも全ては山の恵みとして真摯に山の神に感謝するマタギの習慣が描かれているのですが。これは壮大な恋愛小説でもあるのです。最後の熊との戦いのシーンは圧巻です。

この作品は「相剋の森」と話が繋がっているのです。「相剋の森」の編集者美佐江と文枝の関係なんか結構ルーツぽくていいですね。

(ここまで言えば星★★★★★です)

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誠に勝手ながら集中して作業をしたいために10月末までブログの更新が著しく遅れることをお許し下さい。皆様のブログには時々お邪魔しますのでそのときにはよろしくお願いします。
再開したらまたよろしくお願いします。
# by shou20031 | 2005-09-19 18:00 |


「漂泊の牙」 熊谷達也

「漂泊の牙」 熊谷達也_c0039644_0324782.jpg
「漂泊の牙」 熊谷達也

先に読んだ「相剋の森」より前に書かれた作品です。こちらは題材をマタギからサンカ。動物を熊からオオカミと変えてあります。主人公は「相剋の森」と同じく女性で今回はテレビディレクターでした。

 ストーリーは絶滅したはずのオオカミに女性が食い殺されてしまい、何と狼研究家の夫が妻を殺した狼を追い詰める姿を描いて行きます。そこに登場人物それぞれのしがらみと殺人事件が絡んで行き一気に読ませてくれました。狼研究家が狼を追跡してゆく姿がとても臨場感豊かに描かれています。何せテンポが良いので読みやすくページ数も「相剋の森」の半分です。

最後になって一気に登場人物の人間関係が明かされるのです。好みの問題ですけど、ちょっとひっぱり過ぎなのかな~っておもいました。まあ推理小説なのですからしかたのないことなんでしょうね。「相克の森」や「邂逅の森」よりも軽い感じで読めますが、中身もちゃんとしています。東北の自然と動物を描かせたらこの作者は圧巻ですね。

この作品は新田次郎賞受賞作品らしいです。
(★★★★です~)


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# by shou20031 | 2005-09-18 00:27 |

    

永遠の愛ってあるのだろうか
by shou20031
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