中国歴史小説と幻想的な恋の話


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君はレオナルド・ダ・ヴィンチを知っているか

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君はレオナルド・ダ・ヴィンチを知っているか 布施英利 
ちくまプリマー新書

レオナルド・ダ・ヴィンチと言えば「モナリザの微笑み」ですよね。後は天才科学者だったこと。二十年前にダ・ヴィンチの素描展と言うのを見た記憶があります。
 ダ・ヴィンチは私生児であったことは知らなかった。さらには芸術家にありがちな女性との噂が極めて少なく一度も結婚もしていないのだそうです。しかもかなりのイケメンだったようでしばしば文献に彼の美貌が書き残されているのだそうです。しかも同性愛だったらしいと言うちょっとショックな記事もありました。
 宗教画以外に女性を描いた絵は「モナリザの微笑み」「ジネヴラ・デ・ベンチの肖像」「白貂を抱く貴婦人」の三点なのですが「モナリザ」以外の女性の表情があまりにも硬すぎるのです。女性の持つ優しさを全く感じられないのです。だからホモと言うわけではないのでしょうが・・・・確かに「モナリザ」以外の女性の肖像画は本当にダ・ヴィンチが描いたの?って言うくらい酷いのです。宗教画の女性の表情は凄く優しいのに本当に不思議です。「微笑みの謎」にも触れるのですがこの文章はちょっと凡庸かな。
 
 さらにはダ・ヴィンチは何故死体を解剖して絵を描いたのか?子宮の中の胎児の姿まで描いてある。つまりそれはどう言う事なのかとか。ちょっと鳥肌が立つような話題もあります。科学者としてのダ・ビンチに触れています。
 
 ダ・ヴィンチの絵が所蔵されている美術館の話題から世界で一番美しい美術館かどこであろうかと言う話になって筆者はロシアのエルミタージュ美術館ではないかと書いてあったのが、私の行ってみたい病に火を付けました。ニューヨークの次はエルミタージュ美術館に行きた~い!

レオナルド・ダ・ビンチを再確認するのにちょうど良く、あっさりと読みきれる量です★★★です。



一緒に借りた本「モナリザへの旅」 中丸 明
1911年「モナリザの微笑み」が盗まれた話から始まり、有名な盗難事件の内容から「モナリザ」が描かれたルネッサンスの背景まで面白可笑しく書いてあります。ダ・ビンチが同性愛だったことは有名だったのですね~ボティチェリもそうだったのだそうです。裁判の記録があるって言うのが説得力があります。クリスチャンには文句を言われそうですが各地に残っている聖母マリアのモデルは高級娼婦であったと言う話も驚きです。
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by shou20031 | 2006-01-21 20:10 |


バーンズ・コレクション


c0039644_12252281.jpg印象派の宝庫 バーンズ・コレクション  講談社

念願のバーンズ・コレクションの本が図書館から借りれました。これまでの画集と違って一枚ごとに解説が付けてあり楽しく読めました。関係のある作品の解説もあって美術の教科書のようでした。バーンズの目指した教育機関としての美術館の意志を継いでいるのでしょうか。一枚一枚の画の解説を読んでいるだけで楽しくなります。

あまりにも有名なルノワールの裸婦の絵のオンパレードです。ルノワールの描く女性はふくよかでどこか幼い表情があります。少しお肉がついた彼女達の姿を見ると、いつの時代から痩せている女性が美しいとされたのか不思議に思えます。私もルノアールの描く女性のほうが好きなんですね。女性の持つ優しさとか美しさが存在感のある姿で描かれている気がします。現代の痩せて胸だけ大きなグラビアアイドルを描いても名画として残らなかった気がするのは私だけなのでしょうか。

セザンヌの絵と言えば応接室に飾られたフランスの長閑な郊外を描いた風景画か、テーブルに並べられた果物を描いた静物画でしょうか。私が始めてセザンヌの静物画を見たイメージはフランスの林檎は赤みが少なくて美味しくなさそうだなと思った記憶があります。バーンズ・コレクションにはセザンヌの人物画がありますが、まるで林檎を見たときの印象のように不健康な顔色なのです。そこには私の計り知れない深い芸術性があるのでしょうが、セザンヌの描く人物画はうちの応接室には飾りたくないですね。

女性と言えばロートレックの描く女性はどこかアンニュイで煽情的なイメージで欲望を掻き立てられます。場末の女性を描き続けたロートレックはいつだって男の本音が感じられます。そしてパリでロートレックに強い影響をうけたピカソはキュービズム以前の青の時代とばら色の時代の絵が紹介されていました。マティスの豊かな色彩と優しい線に心を癒されるのは私だけなのでしょうか。しかしマティスしても時代によって描く色が違っているのに気がつきます。

どこかの古本屋さんで探して来て一冊手元に置きたいくらい素晴らしい本なのです。でも重たいのが難点ですね
念願の本だったので★★★★です。たぶん図書館にあると思います。

そう言えば渋谷のBUNKAMURA美術館で箱根にあるポーラ美術館の印象派展をやっていました。大阪国際美術館では印象派を中心とした「プーシキン美術館展」をやっています


一緒に読んだ本「悪魔と呼ばれたコレクター バーンズ・コレクションを作った男の肖像」 小学館
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by shou20031 | 2006-01-15 15:25 |


にせもの美術史

c0039644_10543986.jpg鑑定家はいかにして贋作を見破ったか「にせもの美術史」 トマス・ホーヴィング

ニューヨーク メトロポリタン美術館の館長を勤めた著者が実際に体験したり聞いた贋作の話です。
贋作作りはギリシャ、ローマ時代からあったそうです。そこには優れた芸術品を欲する旺盛な購買層が存在したのだそうです。後に有名になる芸術家は若い時に優れた作品を模倣します。これがサインのないまま市場に出てしまうこともあるそうなのです。意図せずして贋作となった作品もあるのですね。

メトロポリタン美術館に持ち込まれる作品はコレクションの寄贈か美術商が持ち込むもの競売で競り落とすものなど様々なのですが、贋物にも見事な来歴があり、これを見分けるのが実に至難の業なのです。ひとつひとつの話が実に面白く、まるでサスペンス映画のようです。ヨーロッパ各国の輸出規制をかい潜り密輸までして、メトロポリタン美術館に持ち込まれる作品が実は贋物だったり、読者を飽きさせません。そこには贋物を売ろうとするプロと名作を手にいれようとするプロの目には見えない激しい戦いがあるのです。

この本ではないのですが、ミケランジェロもメディチ家と組んで贋作を作った話を読みました。ミケランジェロの贋作だとすれば今ではそのうほが価値があるのでしょうか?

一つ一つの話がとても面白く星★★★★です。



「骨董にせもの雑学ノート」 佐々木三昧 ダイヤモンド社
この本は昭和初期に発行された本で長い間骨董品屋さんのバイブル的な本であったのをダイヤモンド社が復刊したもの。したがって中に書かれている美術品の価格表示は昭和初期の価格です。日本版の「にせもの美術史」も面白いです
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by shou20031 | 2006-01-08 11:45 |


ホルスト・ヤンセン展ー八王子夢美術館

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「ホルスト・ヤンセン展」に行って来ました。


「ホルスト・ヤンセン展」 北斎へのまなざし・・・・正直「ホルスト・ヤンセン」良く知りませんでした。このキャッチコピーの北斎への眼差しに引かれて見に行きました。
見た感想は正月早々えらいもの見たな~って感じです。正月ボケしていたので絵でも見て気分を変えようと思ったのですが、暗くなってしまいました。芸術家や評論家はきっとヤンセンの高い芸術性を評価するのでしょう。私は評論家ではないので思った事を勝手に書きますが、ヤンセンは狂気と正気の間で作品を作っていたのではないでしょうか。ヤンセンの中の悩みや苦しみが全て作品に出ているような気がします。私には苦悩の作品としか見えませんでした。

ヤンセンは私生児で、若くして近親者の死を多く目にしています。彼の作品の中にはその悲しみを見るような気がするのは私だけなのかな?しかし、彼の作品を見ていると人間が誰でも持っている陰を正面から見詰めていたのではないかと思えてきました。私の場合陰の部分は人にも見せたくないし自分でも見ないようにしています。ヤンセンはそれを私に突き付けてくれたのです。”おまえの中の陰を忘れてはいけない”今日は哲学的です。興味があったら見て下さい
八王子夢美術館のホームページ


美術館の帰りに風邪を引いてしまいました。体育会系虚弱体質なのです。正月からいきなりこれでは先がおもいやられます。
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by shou20031 | 2006-01-05 22:17 | 芸術

    

永遠の愛ってあるのだろうか
by shou20031
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