中国歴史小説と幻想的な恋の話


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目障りな詩

目障りな詩


南アフリカでは年間40万の人がエイズで亡くなる
エイズの安いコピー薬があれば救われる人々だという
エイズ薬を開発した企業は特許法を盾ににコピー薬の輸入を阻止しようとする
貧しい人々には買えない価格のエイズ薬
コピー薬であれば助かる40万の人の命

悪魔がいるとすれば彼等ではないのか
自己の利益を守る為に40万もの命が
消えてゆくのを平然と見ている
直接手を下さないから殺人ではないのか

しかしその人がもっているものを与えれば
毎年40万の命を救うことができるのに
あえて与えないとすれば殺人ではないのだろうか

法律を守ることが人々の命を救えないのであればそれは法律ではない
法律とは人々が平和に生きていくためにルールなのだ
己の利益を守る為に多くの人々を死んでゆくのを黙視するなら
それは殺人であり、40万もの命を奪うのであればそれは殺戮である

かつてアメリカの医薬品会社が多くの弁護士を雇い
南アフリカがコピー薬を輸入するのを阻止しようとした
アメリカ政府は自由貿易の名の下に特許を守るように要求
南アフリカでは未だにエイズのコピー薬を輸入できない
毎年40万人以上の人々がこれからも亡くなり続ける

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先進国主要国会議ではアフリカの貧困問題を中心に放される予定でした。しかし多くの問題を積み残したまま終えてしまいました。今NHKのTV番組では南アフリカでは500万人以上のエイズ患者がいて、そのほとんどがエイズ治療薬が買えない貧困層だそうです。飲める人間はたった3万人。毎年薬を飲めないために40万人の患者が亡くなってゆくそうです。私には叫ぶしか手段はありません。醜くとも叫ぶことを止めることが出来ないのです。
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by shou20031 | 2005-07-31 22:15 |


尊き教え

尊き教え



今日爆弾を抱えて人ごみに消えた少年
生まれながらの教えに従い聖人となる
彼等は純粋に自分の命を投げ出すことで
世界が変えられると信じている
瞳は聖戦と言う言葉に輝き
神から託された命を捧げる

今日渋谷で女の子に声を掛けていた少年
神の教えに耳を傾けない豊かな国に生まれ
生きる苦しみも食事の心配もしない
自分の生きる意味を見出せず
夢を語る言葉さえも持ち合わせていない
あるのは目先の快楽と焦燥感

浮かれた詩人は詠うべき言葉を見失い
退廃した欲望と煌く快楽にうつつを抜かす
警鐘を鳴らす者は狂人と扱われ
熱き言葉は罵詈雑言となって響く
僅かばかりの快楽に眼を奪われ
守らなければならない尊い本質を見失う。

混沌の今、尊ぶべきは何なのか
神を信じなくても安らかな死は訪れ
神の教えを説くもの者を疑う
目先の快楽に溺れても他人の命を奪うことはない
思い出すのはあれほど嫌った親の教え
耳を傾けなければ聞き逃しそうな素朴な言葉だけ

爆弾を抱え聖人となろうとする子供達は
親の言葉に従ったわけではない
聖職者と言うまやかしの地位を得た
暴言者の偽りの教えに浄土を夢見た
親は子供が聖人となる事を喜びはしない
わが子を奪われようとすれば親は神をも呪う





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先ほど息子が甚平を着こんで隅田川の花火大会を見に行きました。私もかつてそうだったように受験が終わった彼は今遊びに夢中です。平和だから楽しめるのです。ただこの瞬間にも教えに従い爆弾を抱えて聖人となろうとする子達がいることを考えるとどうしようもない焦燥感にかられます。詩を書くくせに安易な言葉で申し訳ありませんが、世界の全ての地域が平和になることを願って止みません。
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by shou20031 | 2005-07-30 17:08 |


マネキンの街


華やかなネオンの下で甘い言葉に酔う
口先だけの愛を交わすマネキンの街

ねえあなたはどうして
こんな私を抱きしめたの
光を失い、心を失って
濡れて震えて立ち尽くしていた
世間を斜めに見てた私に
愛する喜びを教えてくれた

華やかなネオンの下で甘い言葉に酔う
口先だけの愛を交わすマネキンの街

人は傷付け合って
本物の愛を知る。
心に受けた傷の数だけ
見せかけの優しさの意味を知る
心の中で流した血の重さだけ
愛しさの意味を知る。

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優しい人ってどんな人なんでしょうか。自分に対して優しくしてくれる人。決して嫌なことを言ったりしない人。今時その人の事を思って叱るなんて流行らないのです。以前それをやったら、その娘が退職するまで恨まれました。相手を見てしないと不覚をとります。


話しは変わりますが、私の詩は虚構の世界です。素直な言葉を書いた素朴な詩とは対極にあるものだと思います。私の詩はある意味で一枚の絵なのです。そこに描かれてる以上のものでは決してない。ただその絵の場面を表現したかったのです。あとは読者の皆様が自分なりの色をつけて楽しんで下さい。
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by shou20031 | 2005-07-27 21:17 |


臆病と言う名の足枷


臆病と言う名の足枷

私は恋をするには歳を取りすぎていると
長いまつ毛を伏せた
そうやってあなたは自分に足枷をかける
震えるその指は恋をしている

衰えた自分の容姿を鏡に映してあなたはため息をつく
もう少し若ければ恋に身を焦すことも厭わない
でも若い時のあなたはそんな勇気もなかった
今はその潤む瞳が恋を求めている

あなたは自分の心が怖いのだと言った
乾いた心が満たされるのなら
愛されることに身を狂わせるなら
足枷など自分で振りほどく

無邪気に恋に飛び込めないのは
通り過ぎる若い子を見るあなたの眼
あなたの心が変わるのが怖いのじゃない
私が怖いのは自分の心が傷付くこと

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これからもゆったりとしたペースですが出来上がった詩や文章を更新してゆきたいと思っております。今は恋愛詩がとても調子いいのです。ちょっとした言葉に反応するので、自分自身でも楽しみにしています。皆様からの素敵な言葉のコメントを期待しています。
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by shou20031 | 2005-07-24 20:20 |


漂白された時間

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私はネクタイが似会う人が好きなのと言った
待ち合わせした場所は漂白された時間

綺麗に手入れされた指先に輝く星屑
良く喋る口元は濡れた憂いをおびる
流行のプリント柄のスカートから
すらりと伸びた足には銀色のミュール

出会ったことが偶然ならば
二人の危うい恋の行方は閉ざされた部屋の中
探り合う視線は体のラインをなぞる
欲しいのは心地よい時間と約束された秘密

愛しい想いと踏み込んではいけない境界は
見なくていい醜い生活と聞いていたい優しい言葉

洗練された台詞で夢の世界へ誘う
騙された振りをして男の腕に抱かれ
心の底から我を忘れて快楽に狂う
求め合うのは欲望に姿を変えた魂の休息

僅かばかりのうたた寝の夢に酔う
本当に欲しいのは仮想の世界の真実の愛
戻る世界があるから酔い痴れる二人
やがて全ての虚構を捨てて戻る漂白の時間



本当に有難うございます。1月22日から始めまして本日2万アクセスに到達いたしました。これもひとえに、拙い私のブログを見に来ていただきました皆様のお陰です。
 これを機会に一つの区切りとして、自分の夢に向かって精進して行きたいと思っております。ブログの更新が鈍くなるとは思いますが、その分、翔が夢に向かって努力しているのだとご理解いただければ幸いです。
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by shou20031 | 2005-07-22 23:27 |


エンジェル エンジェル エンジェル

c0039644_23213375.jpgエンジェル エンジェル エンジェル 梨木香歩

「西の魔女が死んだ」に味をしめて図書館から借りて読んでみました。出だしはあれ?普通の現代私小説か~とちょっとがっかりましましたが、おっとどっこい。作者はそんなことは読み込み済みだったようで僅か数ページの後に大きく展開します。主人公の私とおばあちゃんの話なんですけど、今回のおばあちゃんはほとんど寝たきりに近いおばあちゃまなんですね。人間の心の中にある天使と悪魔それを、現在と過去、つまり私とおばあちゃんの時間を対比させて人の心の中にある天使と悪魔を実に巧みに描いています。最後のおかあさんの号泣は意味が深いなと感心させられました。

 私は熱帯魚を飼ったことがないから知らなかったのですが、エンゼルフィッシュとネオンテトラって一緒に飼ってはいけないのですね。
 面白かったのは熱帯魚の住む空間を地上の世界としてそれを用意した私を天地創造の神と例えたところは感嘆してしまいました。
 私は聖書をほとんど読んだ事がないのですが、読んだ人にとってはまた違う感慨があるのでしょうね。聖書も読まないといけないな~詩織さん教えて下さいな。
梨木ワールドに参りました。薄い文庫本ですので遅くても2時間もあれば読んでしまえます。
(90点)
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by shou20031 | 2005-07-21 20:44 |


汗とネクタイと

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初めて地下足袋を履いたのは梅雨が明けた日だった。
アスファルトの照り返しの中、汗が滝のように流れた

工事現場の男達は黙々とスコップをふるった
振り返れば出来上った溝があった
数学や英語が得意でも溝を掘る速度は速まらない
ただ黙々とスコップをふるう数だけが結果となった
給与は遅くても早くても同じ額で日払い

男たちは休息時間になると疲れたかと声をかけてくれた
冷たい飲み物まで買ってきてくれて渡してくれた
多分男達は私の倍の作業をこなしていた
ここは同じだけ汗を流す場所だと親方がタバコをふかして言った

初めてネクタイを締めたのは桜の咲き始めた頃だった
エアコンの効いた部屋で額に緊張の汗を浮かべていた

先輩社員が仕事のやりかたをマニュアル通りに講義して
誰もが新しい期待に胸を膨らませ
授業の時より必死にノートに書き込んでいた
初任給は皆同じで差が出るのは暮れのボーナスから

休息時間の喫煙室ではあの先輩はどこ大学卒
それぞれがタバコを吸い缶コーヒーを飲む
にこやかに笑う顔の下で未来の競争を描いてる
給料が高くなれば現場から遠ざかり
地位が高くなると汗をかくことを無駄な作業と言い切る世界
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by shou20031 | 2005-07-20 21:09 |


求める男と女

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見事なスタイルでモデル歩きするあの子は
寝起きの顔など人には見せない

仕事が出来る男がすきなの
部下を指示して仕事をこなす
見てるだけで胸が高鳴る
どんな時だって怒鳴り声を上げたりしない

仕事の出来る男は瞬時に判断する
それが必要が有るのか無いのか

楽しい夢を見せてくれる女は必要で
自分の生活の負担になる女は捨てる
恋も仕事も考え方はかわらない
冷静な判断が出来なければ仕事は出来ない

恋は何時だって願うものに訪れる
ただ神様は皮肉な話が好きだけ

求める男と女が出会ったならば
余計な言葉も他人の忠告もいらない
恋は燃え上がり冷静な判断を狂わせ
寝起きの顔は夜叉となる



フランスにベランジェと言う詩人がいました。シャンソニエと言うシャンソンの詞を作った人です。
「ベランジェという詩人がいた」を読んで刺激されてシニカルな詞を書いてみました。
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by shou20031 | 2005-07-18 21:31 |


修羅の夢

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二人の瞳は黄金色に欲情して
僅かな時間で貪る逢瀬は
儚い想いの吹き溜まり
捨て去ることの出来ない未練

積み重ねる二人の愛に未来はなくても
愛しい想いを消し去れない
未来を見る目を閉じて
僅かな快楽に酔いしれる

夢という言葉を封印して
語り合うのは次の逢瀬の日時
語り明かせば儚い愛が
消えてしまいそうで言葉を失う

全てが幻のような空間で
心地よい肌の温もりが
常識と言う言葉を見失う
修羅と化して貪る儚い夢



夢の詩第三作です。時間の流れとしては第二作「夢の終わり」の前に来る作品です。
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by shou20031 | 2005-07-17 22:31 |


向日葵の種

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ふらりと立ち寄った九段下の美術館
向日葵が僕に向かって訴えていた。

僕たちはいつから向日葵の種を蒔かなくなってしまったのだろう
小さな手にスコップを握って蒔いて
祈るようにして毎日水を注いだ
日曜日だって気になって学校へ行った

大きな花壇に出た小さな芽
ただ嬉しくて皆で見詰めていた。

夢は胸に溢れ夕飯を作る母の背中に向かって話し続けていた
カレーライスに眼を輝かせ
ハンバーグに胸を躍らせたあの頃
向日葵は太陽に向かって咲いていた

僕は日当たりの悪い狭いベランダの
小さな植木鉢に自分の夢の種を撒いた

毎日水を注ぎながら自分の心に語り掛けていた。
あの時見た夢を忘れない為に
久し振りに開いたスケッチブックに
夢中に描いたあの日の向日葵の花

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by shou20031 | 2005-07-16 22:35 |

    

永遠の愛ってあるのだろうか
by shou20031


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