中国歴史小説と幻想的な恋の話


カテゴリ:本( 47 )



チョコレート・アンダーグラウンド

c0039644_15385055.jpgチョコレート・アンダーグラウンド
アレックス・シスラー
この本”サルサと囲碁の日々”さんの読後感想を見て図書館で予約した本です。図書館で借りてから一週間机の上に置きっぱなしでした。御免なさい。想像していた十倍は面白かった!だって一気に読み終えてしまいました。
  
  ストーリーは健全健康党の下でチョコレートを代表する甘いお菓子が禁止された世界です。主人公のスマッジャーとハントリーとバビおばさんが捕まりそうになって本を閉じてしまったほど読み入ってしまいました。訳者の文体の巧さなんでしょうね~。もうすでに読まれた方もいるとは思いますが、これは子供用の本ではありません。

  私達が普段何気なくしている、社会に対しての無関心や無責任さを痛烈に批判した本ではないでしょうか。私達は自分一人がしなくても誰かがするだろうとか、自分が選挙に行かなくても世の中たいして変らないと思っています。そんな普通の人間に対する警鐘なのかもしれません。
TV局に突入する場面は思わず涙が落ちそうになりました。そしてもう二十年近く前のフィリピンの革命やベルリンの壁崩壊を思い出しました。やっぱり子供の本じゃない。
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by shou20031 | 2005-05-14 15:46 |


河鍋暁斎

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最後の浮世絵師日本放送出版協会
河鍋暁斎を書いた時に読んだ時の本っです。暁斎が明治半ばまで生存していたことや、子孫の方が美術館を設立しているお陰で、かなり詳しい資料が残されていることが感激しました。海外で有名なのに日本では無名に近いのは何故なのかな~って考えさせられました。
多分TVのCMとか使われれば人気沸騰なのでしょうね~でも河鍋暁斎記念美術館に云って思ったのは、好きな人達に大事に守られてるので、このままでも良いのかなって思ったりしました。
本の写真はないのですが。「百鬼夢幻ー河鍋暁斎妖怪日記」 橋本純  光栄(1995)
河鍋暁斎の資料かと思ったのですが、小説でした。幽霊妖怪の世界は国芳なのかと思ったのですが、全くの勉強不足でした。暁斎は妖怪の姿が見える異能の絵師としていろいろ話しは展開しています。暁斎は妖怪と友達になれるのですが、国芳は妖怪の世界に心を狂わせてゆくのです。興味のあるかたは図書館へどうぞ。
河鍋暁斎に興味のある方は

河鍋暁斎戯画集・・・・・・・岩波文庫
河鍋暁斎・・・・・・・・・・・・・新潮日本美術文庫
デザイナー河鍋暁斎・・・・岩崎美術社    等々
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by shou20031 | 2005-05-14 09:20 |


がんばれ美術館ボランティア

c0039644_23381434.jpg頑張れ美術館ボランティア   淡交社
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「小説・詩の部門」

調子こいてまた一冊美術館ビランティア本を読んでみた。この本はとんでもなかった。
それぞれの美術館が考えると言うか、学芸員が考えるボランティアの姿であった。正直腹が立って来た。ある美術館では学芸員室にはボランティアは入って欲しくないのだそうだ。たかがボランティアごときに、やっと獲得できた学芸員の既得権を侵して欲しくないそうだ。何様だと思ってんだこのやろう。確かに積極的にボランティアを活用してゆこうと思っている美術館もあるらしいが、それでもボランティアは学芸員が忙しくて手が廻らない仕事の助手的役割なんですね。
 読んでいて思ったのであるが学芸員って研究職なんですよね?どこで聞いても学芸員の話で面白いと思ったこともないのです。本来人に話しをする人間は面白くなくてはいけないと思うのですよ。

 しかし。本当に問題なのはボランティアの方ではないかとおもいました。美術館の雰囲気が好きだからそこでボランティした~い程度の意識で始めようとする事。中途半端な曖昧な知識で意見や要求をずうずうしくすること。何かあると私はボランティアですからって言う程度の無自覚な人。自意識だけ強いボランティア同士の争いなど。それに美術史に関する基本的な知識のない人でさえ応募してくること。ボランティアに資格はいらないですからね。安易な考え方してる人いっぱいいると思います。そんな人達を使って嫌な思いをするのなら最初から使わない方が良いと言う考えになるのもわかります。

 しかしボランティアを活用している美術館もいくつか紹介してありました。板橋区立美術館の活動が紹介されていたのでよかった。

ボランティアのあり方にたいして考えさせる本でした。
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by shou20031 | 2005-05-07 16:47 |


ガラクタ捨てれば自分が見える

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ガラクタ捨てれば自分が見える(風水整理術入門)小学館文庫
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「小説・詩の部門」


作者カレン・キングストンが語る中国四千年の知恵「風水」と「スペース・クリアリング」の融合とか言っている本です。文庫本なので通勤電車の中で読み終えてしまえる軽い本です。昨今テレビで話題の「捨てられない女」的な方にはお勧めですね。
カレンおばちゃん曰く、「ガラクタ」はエネルギーの渋滞を意味する。今家族のの生活や自分の恋愛がどうも上手くゆかなくて悩んでいる方やどうしても、自分の運気を上げたい方にはぜひ一読することをお勧めします。
「ガラクタ」とはあなたにとってだけではなく周囲の人にとっても「ガラクタ」であり、常にその存在を周囲の人間が認知してるにもかかわらず整理できない物。常に認知している為、それを見ることで気分は鬱になってしまう。それがエネルギーの停滞を招き運気をも下げてしまうと言う。
自分の周囲にある「ガラクタ」は物だけではなく体内の老廃物や心の中の「ガラクタ」をも整理することであなたの人生の新たな展開が出来ると言っている。
  第一部 ガラクタを理解する
  第二部 ガラクタを見分ける
  第三部 ガラクタを処分する
読んでいて思い当たる事ばかりであった。思い切ってやってみようかと思ってふと気がついた。
我が家の最大の「ガラクタ」ってまさか・・・・・やばいな。この本かみさんには読ませるのやめよう。
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by shou20031 | 2005-05-04 08:05 |


青雲はるかに 宮城谷昌光

c0039644_9571726.jpgc0039644_9572662.jpg青雲はるかに 宮城谷昌光

先週からだらだら読んでいたのが読み終わりました。久々に宮城谷さんの本が読みたくなって2回目ですが、だらだらと読み終えました。話変りますが宮城谷さん「三国志」どう言う意図で出版したのだろう。ただの歴史書を中国歴史小説ファンが読みたいと思ったのだろうか?上中下巻読んで少し腹が立ってきました。まあ勧められたわけでもないのに勝手に読んだ私が馬鹿だと言えば馬鹿です。
秦の宰相となった范雎(はんしょう)のお話なんですが、宰相になるまでの苦労と復讐とちょっとだけ恋の話です。中国歴史小説を読んで思うのはこんな清廉潔白な奴はいないよと、それと中国人の復讐心の恐ろしさですね~(これは戦後60年たっても日本の侵略を攻める中国の姿勢に重なってしまいます)まあそれだけ執着心が強くなければ何事もなせないと言う事なんでしょうけどね。大好きな宮城谷さんだがら我侭言わせていただきます。

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by shou20031 | 2005-05-03 16:55 |


ラストシネマ

c0039644_9264086.jpgラストシネマ 辻内智貴

ブログで紹介された本が気になって読んでみました。なんと新宿から千葉までの間であっさり読め終えてしまいました。難解な文章もなく本当に体の中にすっと入ってゆきました。内容はこんな父親がいたら本当は困るだろうと思う父と父の友達が9歳の少年の主人公にさらりと人生の甘酸っぱい教訓を伝えたひと夏の出来事です。恋愛物ではありません。生きていく上で必要な思い出なのだと思います。文句を言おうと思えば9歳の頃こんな事は考えね~な。とか。まあそんなことはどうでも良いと思える読後感でした。
「世界の中心で・・・」の中のおじいさんの存在とこの「ラストシネマ」の父の存在が重なってしったのは私だけなのかな?
久々に良質な本を読んだ気がします。但し、刺激が欲しい方にはお勧めできません。帰省中の穏やかな気持ちの時に読むのにぴったりだっただけなのかもしれません。
辻内さんの本をもっと読みたいと思って図書館に予約いれたら15人待ちです。連休終わってからか~買って読みたいほどでもないね。ちょっと微妙だな。

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by shou20031 | 2005-05-01 09:40 |


美術館で愛を語る

c0039644_2011084.jpg美術館で愛を語る  PHP新書 岩渕潤子著

美術館本に調子こいてもう一冊。じつはこの本1月に読んだ本です。著者の岩渕さんは海外での豊富なキュレーターの経験を生かして書いた本です。題名が洒落ているじゃないですか。
出来るか出来ないかには別として、気持ちは好きな絵の前で大好きな人とキスが出来たらどんなに気持ちいいだろうか。

著者は日本の美術館は館内では静かに見なくてはいけないような習慣があるが、欧米ではその美術品を見ながら語り合うことが普通であると言う。本来美術館は人間のもつ価値感の多様性に関して語りあい、相手と自分との違いを認め合う場所なのだと書いてある。日本人はどうも尻の穴が小さく、美術館で話しなどしようものなら、「お静かに」って言われてしまいかねない。

まさに同感である。美術品の前で恋人達が語り合ってる姿はちょっと良いかもしれない。但し、私の場合知ったかぶりをしたいが為に美術館で話したいだけではある。ちょっと周囲の人には有難迷惑かもしれない。どうですか。美術館で愛を語りませんか?

著者の岩渕さんは「美術館は眠らない」「美術館の誕生」「億万長者の贈り物」「イタリアを丸焼き」など美術館や文化芸術に関する多くの著作がある。この本の影響でほとんど読みました。でもこの本が一番素敵ですね。
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by shou20031 | 2005-04-30 19:05 |


私も美術館でボランティア

c0039644_22152396.jpg私も美術館でボランティア淡交社
最近美術館に通っているせいか、美術館に関しての本を読んでみた。展示室の角に座っていたり、入り口で案内しているのはアルバイトなのかと思っていたが、中にはボランティアの方がいるらしい。全国に一千以上の美術館があってもボランティアを採用しているのは3割程度なのだそうだ。経費削減の観点から考えればもっと活用してもいいのにと思うがそれぞれの考え方があるらしい。
読んでいるうちに近所の美術館でボランティアしたくなった。せこい考えだか美術館でボランティアすればただで見られるじゃないかと思ったのである。ところがボランティアになるにはそんなに簡単ではないらしい。それぞれの美術館の主宰する研修会に参加したり、論文や面接を経てなれるのだそうだ。驚いた。どうやら入館料金払っているほうが楽らしい。
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by shou20031 | 2005-04-25 17:11 |


「買ってはいけない」と「買ってはいけないは買ってはいけない」

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「小説・詩の部門」

(「買ってはいけない」の写真がなかった。)
凄い面白かった。やはり小説は事実を上回ることなんて出来ないと思いました。
「買ってはいけない」は週刊金曜日に連載されていた企画が本になったもので150万部売れた。食品、飲料、洗剤、化粧品その他の商品に含まれている食品添加物や化学薬品はたまた生薬の成分に含まれている毒性を上げて商品の危険性を訴えた問題の書だ。
一方「買ってはいけないは買ってはいけない」は「買ってはいけない」で取り上げられて商品全ての安全性の反論なのである。正直わたしはこの著者の論法の素晴らしさに感銘を受けた。勿論やりだまに上げられた企業の総力の援助を受けてのはなしであれろうが。
私はこの本を読んで日本の学校教育に欠けているディベートの必要性を感じた。白のものでも黒と言う論法ができれば、相手が白のものを黒と言っている話も論破できる。興味のある方は両方を比較して読む事をお勧めする。(多分図書館にはあるので御予約を!)
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by shou20031 | 2005-04-17 10:13 |


英雄アルキビアデスの物語



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英雄アルキビアデスの物語(上下巻)を読んで

実在のアテネの英雄アルキビアテスの波乱万丈の物語である。私は知らなかったけれどアルキビアデスはソクラテスの弟子でも友人でもあった。アテネの人々はアルキビアデスの美貌と才能を愛した。しかし冤罪によりアルキビアテスの死刑が決まると、アルキビアデスはスパルタに亡命する。まだローマ帝国が成立する以前のギリシャ文明華やかりし頃のアテネとスパルタも戦いの物語である。正直最初はあまりに多くの登場人物に辟易した。物語は幾人もの登場人物にアルキビアデスを語らせていく手法を取っており、テンポもいいので物語が流れ始まると面白くなって一気に読んでしまった。イギリスの歴史小説家サトクリフの名著である。他の作品も読んでみたいと思った。

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by shou20031 | 2005-04-10 22:24 |

    

永遠の愛ってあるのだろうか
by shou20031
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