今、中国の歴史小説の構想を纏めています。中国歴史小説と言うと漢字が難しく登場人物が誰だかわからなくなるとか、時代背景が難しいとかありますよね。そこを何とか解決できれば中国歴史小説は雄大で楽しいものとなると思います。
今私がトライしているのは。
およそ2500年前の中国は斉の国の話です。斉の国で
眉目秀麗を謳われた名門貴族の青年が二十歳になったばかりの頃に国を追放され、25年後かけて宰相となって戻ってくる話です。その後25年間安定した政治を行うのですが、70歳になって斉国一の
美女を娶ってしまったがゆえに、
君主を殺し、最後は
自殺してしまうという。波乱万丈の人生を描きたいと思っています。宮城谷昌光さんだったきっと全3巻1500ページぐらいの大書にできるのでしょうが、私のようなアマチュアがそれをしたら、誰も読んでくれないでしょう。
晋の文公(重耳)は19年の放浪の後に晋の君主に還り咲く事ができましたが、貴族とは言えまだ二十歳そこそこの青年がどうやって
25年もの間耐え忍んだのか人間として非常に興味があります。帰国する為に様々な策を用いたでしょう。数え切れない挫折を味わい血の涙を何度も流したでしょう。それでも諦めずに帰国した精神力を書いてみたいのです。
正直に言ってブログ向きの小説ではないようです。長く単調で、説明や注釈が文章を切ってしまうでしょうが、そこは中国の歴史小説の宿命。なんとか工夫したいですね。
眉目秀麗を謳われた主人公と幾人もの女性との恋も波乱万丈だったのではないでしょうか。従来の歴史小説に捉われないロマンを書ければいいな~と思っております。
こうやって書くことで自分の萎えそうになる気持ちを奮い立たせて頑張って書きます。
中国春秋時代の諸侯地図