中国歴史小説と幻想的な恋の話


にせもの美術史

c0039644_10543986.jpg鑑定家はいかにして贋作を見破ったか「にせもの美術史」 トマス・ホーヴィング

ニューヨーク メトロポリタン美術館の館長を勤めた著者が実際に体験したり聞いた贋作の話です。
贋作作りはギリシャ、ローマ時代からあったそうです。そこには優れた芸術品を欲する旺盛な購買層が存在したのだそうです。後に有名になる芸術家は若い時に優れた作品を模倣します。これがサインのないまま市場に出てしまうこともあるそうなのです。意図せずして贋作となった作品もあるのですね。

メトロポリタン美術館に持ち込まれる作品はコレクションの寄贈か美術商が持ち込むもの競売で競り落とすものなど様々なのですが、贋物にも見事な来歴があり、これを見分けるのが実に至難の業なのです。ひとつひとつの話が実に面白く、まるでサスペンス映画のようです。ヨーロッパ各国の輸出規制をかい潜り密輸までして、メトロポリタン美術館に持ち込まれる作品が実は贋物だったり、読者を飽きさせません。そこには贋物を売ろうとするプロと名作を手にいれようとするプロの目には見えない激しい戦いがあるのです。

この本ではないのですが、ミケランジェロもメディチ家と組んで贋作を作った話を読みました。ミケランジェロの贋作だとすれば今ではそのうほが価値があるのでしょうか?

一つ一つの話がとても面白く星★★★★です。



「骨董にせもの雑学ノート」 佐々木三昧 ダイヤモンド社
この本は昭和初期に発行された本で長い間骨董品屋さんのバイブル的な本であったのをダイヤモンド社が復刊したもの。したがって中に書かれている美術品の価格表示は昭和初期の価格です。日本版の「にせもの美術史」も面白いです
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by shou20031 | 2006-01-08 11:45 |

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永遠の愛ってあるのだろうか
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