中国歴史小説と幻想的な恋の話


「漂泊の牙」 熊谷達也

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「漂泊の牙」 熊谷達也

先に読んだ「相剋の森」より前に書かれた作品です。こちらは題材をマタギからサンカ。動物を熊からオオカミと変えてあります。主人公は「相剋の森」と同じく女性で今回はテレビディレクターでした。

 ストーリーは絶滅したはずのオオカミに女性が食い殺されてしまい、何と狼研究家の夫が妻を殺した狼を追い詰める姿を描いて行きます。そこに登場人物それぞれのしがらみと殺人事件が絡んで行き一気に読ませてくれました。狼研究家が狼を追跡してゆく姿がとても臨場感豊かに描かれています。何せテンポが良いので読みやすくページ数も「相剋の森」の半分です。

最後になって一気に登場人物の人間関係が明かされるのです。好みの問題ですけど、ちょっとひっぱり過ぎなのかな~っておもいました。まあ推理小説なのですからしかたのないことなんでしょうね。「相克の森」や「邂逅の森」よりも軽い感じで読めますが、中身もちゃんとしています。東北の自然と動物を描かせたらこの作者は圧巻ですね。

この作品は新田次郎賞受賞作品らしいです。
(★★★★です~)


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by shou20031 | 2005-09-18 00:27 |

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永遠の愛ってあるのだろうか
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